信用リスク管理部 信用リスク管理第2チーム 課長 H.T.さん

リスクを適切にコントロールし、会社の挑戦を支える

H.T.さん

  • 2016年新卒入社/商学部卒
  • 信用リスク管理部 信用リスク管理第2チーム 課長

入社以来、主に信用リスク管理を担ってきました。金融に関する専門性を身につけ、幅広い業務に挑戦しながら自分の可能性を広げられる点に魅力を感じ、入社を決めました。入社8年目に当社がNTTドコモグループの一員となり、より多くのお客さまとの接点やデータ、サービスの広がりを持つ環境で、金融の可能性もさらに広がっていると感じています。そして今、入社時に感じた挑戦できる規模感に加え、新しい価値づくりに関われる点を前向きに捉えています。

見えないリスクを管理し、事業成長に貢献する醍醐味

信用リスク管理の仕事内容を分かりやすく教えてください。

目に見えない「返済が滞るリスク」をデータで数値化し、融資の金額や金利をコントロールする仕事。

金融の基本は融資であり、「信用リスク」とは融資したお金が返ってこなくなるリスクのことです。お金を融資してから返済していただくまでには時間がかかるため、その期間に伴うリスクを考慮して利息を設定しますが、その間に思いがけず返済が難しくなってしまう方も一定数いらっしゃいます。信用リスク管理は、そうした目に見えないリスクをデータで数値化し、「どこまで融資し、リターンとなる金利をどう設定するか」を適切に管理する役割を担っています。

信用リスク管理において大切にしている考え方は何ですか?

リスクを避けることではなく、事業として「取るべきリスク」を見極めること。

貸し倒れの可能性をゼロにすることはできません。しかし、リスクに見合った金利や条件を設計できれば、事業を健全に成長させることができます。そのために私は、「ビジネスへの深い理解」「データに基づく客観的な判断」「関係者が納得できる論理的な説明」の3つを常にセットで考えるよう心がけています。

ノートパソコンに向かい考えるH.T.さん

信用リスクを“経験と勘”から“データ”へ変えた挑戦

仕事の奥深さを実感した、印象的なエピソードを教えてください。

データに基づく新たな審査・判断の仕組みづくりを任されたプロジェクト。

従来の人による審査の限界を超えるため、データを活用してリスクを予測し、意思決定を行う新しい運用の立ち上げを担当しました。審査基準や契約枠、金利提示ロジックを、経験や感覚だけでなく数値で理論的に説明できる形に整えていく過程で、最も難しさを感じたのは、「見えないリスクをどう測り、どの水準なら事業として受け入れられるか」という基準の擦り合わせです。現場と経営陣では視点が異なり、信用リスクへの理解度も人によって異なる中、社内に「データに基づく審査基準」を定着させるまでに3年という年月を要しました。しかし、苦労した分だけ信用リスク管理に関する深い知見はもちろん、社内を動かす折衝力や論理的思考力、データ分析から仕組みの実装までを担うプログラミング能力まで身につけることができたと感じています。

自身の専門性を組織の判断につなげる経験が、成長の原動力に

最短で課長に昇格したそうですが、それまでにはどんな転機がありましたか?

分析結果を経営陣や社外へ分かりやすく伝え、組織の意思決定に関わる機会が増えた。

転機となったのは、自身の専門性や分析結果を基に、信用リスク部門として意思決定に直接関わる機会が増えたことでした。入社以来、信用リスク管理の専門性を磨くだけでなく、その内容を経営陣や関係部署に分かりやすく伝え、組織の意思決定につなげる役割を担ってきました。そうした経験を積み重ねる中で、より広い視点で組織を捉え、周囲を動かす役割も担うようになり、最短で課長に昇格できたことは、その積み重ねの一つの結果だったと感じています。意思決定に関わる機会が増えるにつれて、単に正しい数値を示すだけでなく、相手の立場や関心を踏まえて「なぜその判断が必要なのか」を伝える力がより求められるようになりました。自分の分析や意見を基に、「その方向で進めましょう」と意思決定がなされる瞬間には、専門性を生かして会社を支えるダイナミズムを実感します。専門性を自分の中だけに閉じ込めず、組織の判断につなげてきた経験の積み重ねが、現在の立場につながっていると感じます。

現在、課長として若手メンバーの成長をどう支えていますか?

答えを直接渡すのではなく、考えるプロセスを伴走しながら自走できるチームづくりを意識。

どんなに小さな仕事でもメンバーに任せる際は、単に答えを教えるのではなく、「求めるアウトプットにたどり着くためにはどう逆算すべきか」を一緒に整理するようにしています。できるだけ多く、自分で考える経験を積んでもらいたいからです。
加えて、当部では知識水準や立場の異なる相手に、分析結果やリスクの考え方を説明する機会が多いため、「相手に合わせて、伝わる形に変えて伝えることの重要性」も教えています。目指しているのは、「リスクを許容しながら、いかに会社を成長させていくか」という広い視点を持って自走できるチームづくりです。それが結果として、メンバーの成長にもつながると考えています。

チームメンバーと打ち合わせをするH.T.さんの様子

専門性を事業の意思決定に結びつけられるチームをつくりたい

育児休職を取得したとのことですが、期間中のチームの様子や得られた気付きはありましたか?

家族と向き合う大切な時間になると同時に、メンバーの自走を促し信頼して任せる大切さを実感。

育児休職は産後1か月間取得しました。家族として大切な時期にしっかり向き合いたいという思いに加え、仕事面では「メンバーが自分たちで考え、判断する好機会になる」と捉えていました。それまでは、メンバーたちが私に答えや助言を求める場面が多かったのですが、実は「私が不在でも、それぞれが自走して仕事をやり遂げられるくらい成長しているはずだ」と考えていました。結果として、不在の期間中もメンバーが自ら責任を持って問題なく仕事を回してくれました。育休を取得したことで、家庭と向き合う時間を持つとともに、仕事では周囲を信頼して任せる大切さを実感できました。チームを信頼して仕事を任せられる環境があったからこそ、安心して制度を利用することができました。改めて、周囲が支え合う当社の風土を実感しました。

この先、どんな仕事にチャレンジしていきたいですか?

データと専門性を武器に、事業成長を支える信用リスク管理へ。

信用リスク管理を、リスクの抑制にとどめず、商品設計や営業判断にも生かせるものにしていきたいと考えています。例えば、データ分析やAIを活用することで、お客さまごとのリスクをより正確に把握し、審査や判断の精度を高めることができます。また、ドコモグループとして膨大なデータを活用でき、より統計的なアプローチが使えるようになったことも、信用リスク管理においては大いに助けになるはずです。一方で、事業を動かすには数値だけでなく、人が理解し納得できる説明も欠かせません。だからこそ、高い専門性を発揮しながら、それを組織の意思決定に結びつけられるチームをつくっていきたいと考えています。

腕を組んで笑顔を見せるH.T.さん

1日のスケジュール

Daily Schedule

  • 10:00 出社 朝は子どもを保育園に預けてから、フレックスタイム制度を利用して出社しています。
  • 11:00 他部署からの相談 新商品の相談を受け、関係部署と目的を確認しながら、収益性やリスクをデータに基づいて分析します。
  • 13:00 昼食 午後の打ち合わせや分析に備え、業務の区切りを見ながら昼食を取ります。
  • 15:00 関係部署と打ち合わせ 収益やリスクの変化を数字で確認し、営業・業務部門から聞く現場の状況と照らし合わせます。
  • 17:00 分析・業務改善 プログラムやAIを活用し、データの集計・確認を効率化するとともに、繰り返し行える仕組みに整えます。
  • 18:00 退社 優先順位を確認して仕事に区切りをつけ、退社します。家族との時間も大切にしています。

オフの時間の過ごし方

My free time

家族と過ごす時間が一番のリフレッシュであり、原動力

平日は子どもとゆっくり遊ぶ時間がどうしても限られるため、休日はできるだけ家族との時間を大切にしています。息子が電車やバスが好きなので、一緒に何往復も乗ったり、行き先をあえて決めずに出かけたりすることも多いです。全力で一緒に遊ぶことで自分自身もリフレッシュでき、また仕事を頑張ろうと思える日々の原動力になっています。

メッセージ

Message

H.T.さん

ドコモ・ファイナンスの4つの行動指針の中で、特に共感するものはどれですか?
学生の方へのメッセージとあわせて教えてください。

私が共感する行動指針は「専門性を味方に」です。専門性は一人で磨くものではなく、周囲と学び合うことで広がると考えています。チームでも、AIやデータ分析、プログラミングの勉強会を開き、それぞれが得た知識を共有しながら、業務改善に生かしています。自分で調べるだけでなく、周囲の知識や考え方を取り入れることで、新たな気付きが得られることもあります。
仕事を始めてからも、分からないことに出会う場面はたくさんあります。そんな時は、まず自分で調べ、考えた上で、周りの人に聞いてみてください。そうした学びの積み重ねが、仕事の幅や新たな可能性を広げてくれると思います。

※本内容は2026年10月時点のものです。

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