人と仕事を知る
【座談会】
OJT育成トレーナー×トレーニー
OJT制度で新入社員の成長を支え、 教える側も教わる側も共に成長する。
OJT制度で 新入社員の成長を支え、 教える側も教わる側も 共に成長する。
ドコモ・ファイナンスには、配属後の半年間、新入社員一人ひとりに先輩社員がトレーナーとしてつき、実務を通じて成長をサポートする「OJT制度(On the Job Training:実務を通じた人材育成)」があります。その中で新入社員は、どのように学び成長していくのか。また、先輩トレーナーはどのような思いで育成に向き合っているのか。教える側・教わる側、それぞれの視点から、当社ならではの「人を育てる文化」について語り合ってもらいました。
プロフィール
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豊田さん
トレーナー
就職活動で重視したのは、業界や職種よりも「どのような人々と、どのような雰囲気で働けるか」。当社の社員との面談を通じて、穏やかな雰囲気が自身の希望と合っていると感じた。また、業務や働き方について具体的な話を聞き、入社後の姿をイメージできたことも入社の決め手となった。
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柴田さん
トレーニー
人事担当者や社員との面談だけでなく、面接を通じても、社員の人柄や会社の雰囲気の良さを感じたことが入社の決め手となった。選考中から、仕事のことはもちろん、プライベートなことまでざっくばらんに話す、社員の飾らない雰囲気や親しみやすさに魅力を感じた。
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溝口さん
トレーナー
金融業界を志したのは、「多くの人の生活を支える重要なサービスであり、その仕組みを支える仕事」に携わりたいと考えていたため。その中でも、安定した事業基盤を持ちながら、新しい挑戦を続ける当社の風土に魅力を感じ入社した。
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陳場さん
トレーニー
就職活動で見ていたのは、業務内容だけでなく、一緒に働く人の人柄や社内の雰囲気。選考や入社前のやり取りの中で、先輩社員が疑問や不安に丁寧に向き合ってくれたことが印象的だった。「この会社なら周囲に支えてもらいながら挑戦し、成長できる」と感じ入社を決意した。
学びのスタートは、担当業務を理解することから
最初に出会った時のお互いの印象はいかがでしたか?
入社2年目になったらOJTトレーナーを担当すると覚悟はしていたのですが、直前までどんな人が配属されてトレーニーになるのか、全く分からなくて……ドキドキしていました。そんな中で顔を合わせた柴田さんの最初の印象は、「ちょっとクールで物静か」でした。
もともとがクールキャラなんで(笑)。私は配属当日、豊田さんの隣の席に案内されて、「この人がトレーナーです」と言われた瞬間、「仕事ができそうな方だな」と感じ、この人ならしっかり指導してくれると思い安心したのを覚えています。
陳場さんは、「情熱があってポテンシャルが高そう」というのが第一印象。教えがいがありそうだと感じました。実際、OJT期間を通じて、日々、私が教えることを吸収して自分の成長につなげようという気概が伝わってきます。
ありがとうございます。私は大学時代に生成AIを少し勉強していたので、IT開発部を希望しましたが、実はシステムについての知識はほぼなかったんです。でも、OJT制度があり、先輩に教えてもらえると聞いていたので、あまり心配はしていませんでした。初対面の溝口さんは私から見てクールな印象で、ちょっと厳しい方なのかもと、身を引き締めたのを覚えています。
トレーナーのお二人がOJTトレーナーを担当するにあたって考えたことは何ですか?
当時、入社2年目で自分もまだまだ未熟だと感じていたので、きちんと後輩を指導できるか不安でした。気軽に何でも相談してもらえる関係を築きたい一方で、年齢が近いことで友達のような距離感になりすぎないよう意識する必要もあると考えました。
私は、まず自分がトレーニーだった頃の経験を生かそうと考えて、当時「これを教わったな」と思い返しながら、育成方針を考えました。大切にしたのは、「業務の手順を覚えるだけでなく、その業務が何のために行われているかを理解し、自ら考えて行動できる力を身につけてもらうこと」でした。
当社では、トレーナーと課長が連携しながら半年間の育成計画を作成します。私も課長と一緒に、自身がトレーニーだった頃の育成プランを参考に育成計画書を作成し、「この時期までにはここまでできるようになろう」というマイルストーンを設定しました。OJT期間中も課長から都度アドバイスをもらいながら、柴田さんへの指導に取り組みました。
最初はどのようなところからOJTをスタートさせましたか?
基本的な社会人マナーから始めました。加えて、いろいろな会話を通じて、柴田さん自身のことを知ろうと心がけました。それによって本人の性格や業務の理解度を知る機会も自然に増えると考えたんです。気軽に質問や相談をしてもらえるよう、できる限り堅苦しい印象を与えず、話しかけやすい雰囲気をつくることも意識していました。
私も社会人マナーを教えましたが、並行して、まずは陳場さんに担当してもらうシステムや業務の全体像を説明することから始めました。
自分が担当していく住宅ローンシステムについて、溝口さんと一緒に金利変更対応の業務を進めながら学んでいきました。教わった内容をメモし、自分なりの手順書にまとめることで、操作の流れだけでなく、「なぜその作業が必要なのか」という業務の背景についても理解を深めることができたと感じています。
そう、私が最初に伝えたかったところもそこです。専門的なシステムの操作手順を覚えるだけでなく、業務の背景まで理解してもらいたいと思っていました。システムは業務を実現するための手段です。「なぜ必要なのか」「誰が利用するのか」を理解することで、専門知識も吸収しやすくなるんですよね。
難しさを乗り越えた先に見えてくる成長
トレーニーのお二人が仕事において最初に難しいと感じたことは何でしたか?
学生時代は正直、ローン商品について全く知識がなかったので、「どのように利益を出しているのか」はもちろん、業界用語や商品の仕組みを理解するのが難しかったです。ローン商品の受付から契約に至るまでの流れや、商品の特徴、返済方式など、覚えることが多く、最初は難しいことばかりでした。
未経験のスタートだから難しいのは当然のこと。そのため業務を一緒に行いながら教えるだけでなく、後で復習できるよう資料も渡していました。
資料をもらえたのは本当に助かりました!業務の中で学びつつ、資料を見返して勉強しながら知識を習得していくことができました。
私は学生時代に生成AIに少し触れていたとはいえ、まず先輩方が話している内容が分かりませんでした。会議でも内容を理解できていないまま、聞こえてきた音声をそのままメモに書いていく感じで……。
新卒で当社のIT部門に配属される人は、IT知識ゼロの人がほとんどです。自分もそうだったし、誰もが通る道です。陳場さんはその中でも自分でちゃんと調べながら理解を進めてくれているよね。
はい。分からないことがあったら、まず生成AIで用語の意味を調べて、自分なりに理解を整理していました。その上で認識が合っているかを確認するため、溝口さんに質問しながら理解を深めていきました。システム設計書やシステムベンダーとのやり取りを見せてもらいながら説明してもらえたので、とても分かりやすかったですね。
担当業務に取り組み始め、最初に自身の成長を実感できた瞬間はどんな時でしたか?
1年目の秋頃、ドコモグループで取引のある企業を訪問し、職域商品(※)の案内をするようになったことです。実は最初、マーケティングチームが、こうした企業への営業活動にも取り組んでいることは知りませんでした。ただ、業務を経験する中で、広告や施策を考える上では、お客さまのニーズを直接知ることが重要だと実感するようになりました。
※職域商品…取引先企業の従業員向けに提供する商品
営業というよりは、既存の取引先への定期的なご挨拶の一環という感じですが、そこでマーケティング施策のヒントが得られるんですよね。柴田さんには最初、アポイント調整をしてもらったり、私や課長と一緒に顧客企業を訪問してもらったりと、少しずつメイン担当になれるよう学んでもらいましたね。
最初は豊田さんや課長と一緒に訪問し、お客さまとの会話の進め方や提案の流れを学びました。その後、一人で訪問を任され、アポイント調整から当日の説明、フォローまで一通りやり切れた時は、自分の成長を実感しました。
私は先ほど言ったとおり、最初は会議で使われる用語や会話の流れを追うだけで精一杯でしたが、努力の甲斐あって、会議の内容が少しずつ分かるようになり、担当業務と結びつけて考えられる場面も増えてきて……。「理解できた!」と思えた瞬間、知識が積み上がっていると実感しました。
試行錯誤を重ねる中で、仕事の面白さをつかむ
OJTの中で最も印象に残っていることを教えてください。
広告のクリエイティブ(※)の作成に取り組んだことです。未経験で美的センスにも自信がなく、また正解のない仕事であるため最初は戸惑いました。でも、そんな時、豊田さんから「気負わなくて大丈夫だよ」と言われ安心しました。
※クリエイティブ…広告で使用する画像やバナー、キャッチコピーなど
それは良かった。「私も未経験から始めたし、そんなにハードルを上げなくて大丈夫。気負わず一緒にやろう」と(笑)。実際、私も新人時代はトレーナーの先輩に励まされながら試行錯誤を重ねる中で、広告クリエイティブを考える面白さややりがいを感じられるようになりましたから。
マーケティングチームでは、広告クリエイティブを頻繁に変えて、試行錯誤を繰り返します。そのPDCAを回していくうちに、「この場合はこのクリエイティブがいい」と、自分の中での正解パターンができた時には自信がつきました。
陳場さんは、システム開発を進める上で必要な社内の決裁申請書の作成を任せた時、結構大変だったんじゃないかな?
そうですね。必要な情報や表現が不足してしまい、最初は何度も修正を重ねました。その度に過去の申請書を参考にしながら、書き方や記載すべき観点を一つずつ確認しました。それでもまた指摘を受けることもあって……。正直、今も勉強中です(笑)。
でも、確実に成長しているよね。一つひとつ確認しながら、経験を重ねることでできるようになっていくものだから、落ち込む必要はないよ。
そう言ってもらえると心強いです。溝口さんは感情的に指摘するのではなく、「なぜ修正が必要なのか」を論理的に順序立てて説明してくれるので、納得して改善することができています。それに私が納得するまで、あの手この手でとことん説明してくれます。
そうだね。ダメな部分はしっかり指摘しつつ、伝わっていないと感じた時は、同じ説明を繰り返すのではなく、どの段階で理解が止まっているか一緒に確認して、なぜ理解できていないのか深掘りするようにしていました。
本当の意味で担当業務の面白さを実感したのはどんな時ですか?
マーケティングの基本は、仮説を立てて施策を実行すること。そんな中で面白さを感じたのは、自分の仮説が当たってお客さまからのお申し込みや契約件数の増加などの実績につながった時ですね。
仕事に手応えを感じ始めているのは、隣で見ていても伝わってきました。仮説を立てて施策を実行し、その結果を検証するという一連の流れを実感できて、うれしいんだろうなと。クール系に見えて、喜びは顔に出やすいよね。
よく見てますね(笑)。仮説検証の面白さを実感した経験が、3年目の現在の業務にも生かされています。新規提携先の開拓に向けて、「この企業は当社の商品と提携するニーズがあるのではないか」と仮説を立てるなど、今の仕事にもつながっています。
私は、日々の業務の中で面白さを感じています。例えば、住宅ローンの金利変更対応では、一つの作業がお客さまの審査内容に直結します。また、決裁申請書を作成する中でシステム開発にかかる費用の大きさを知ると、自分が関わるシステムが、多くのお客さまや社員の業務を支えているのだと実感します。
お互いを成長させ、会社の活性化にもつながるOJT
OJTを通じて感じた、お互いの良いところ、尊敬する点はどんなところですか?
言われたことをそのままやるのではなく、自分なりに考えを整理して工夫しながら進めているところはすごいなと思っています。「どうすればいいですか?」ではなく、「こうすべきだと思うんですけど」と提案もしてくれるようになったのも素晴らしいです。また、システムエラーが発生した際も、自ら原因や影響を考えながら対応できるようになり、主体性と責任感の両面での成長を感じています。
私が溝口さんを尊敬している点は、仕事に対して誠実に向き合う姿勢です。中途半端な理解や準備で臨むとすぐに見抜かれるので、良い緊張感を持って業務に取り組めています。一方で、分からないことは、いつも私が納得できるまで向き合ってくれるため、本当に信頼して相談できる存在です。
柴田さんを尊敬する部分は、冷静さと理解の早さです。業務を覚えるのも早く、早い段階から安心して仕事を任せられるようになりました。あとは人間としての可愛げがあるのも魅力ですね。
ありがとうございます。私が感じる豊田さんの魅力は、積極性と貪欲さです。業務で関わる方には部署を問わず自分からランチに誘ったり、さまざまな方と積極的にコミュニケーションを取ったりしていますよね。役職や部署の垣根を越えて関係を築き、多くの人から情報や知見を吸収しようとする姿勢がとても印象的です。
いろいろな人と会話がしたいんです。そのおかげで、何か分からないことがあった時に相談できる相手が、社内のさまざまな部署にいます。仕事を進める上でも、とても助けられています。
トレーニーに対して、今後期待することは?
自ら考えて行動できる主体性に加え、課題解決力をさらに高めてほしいですね。業務の中で課題に直面した時に、現状とあるべき姿を整理して、自分なりに解決策を考えられるようになってほしいと思っています。また、周囲から学ぶだけでなく、ゆくゆくは私を含めたメンバーにも良い影響を与えられる存在へ成長してほしいです。
はい。半年間のOJT後も自ら学び続け、期待に応えたいです。溝口さんには、物事を曖昧にせず、しっかり理解して進める大切さを日々教えてもらっていますが、そうした姿に近づけるよう成長していきたいと思っています。
柴田さんには今の持ち味をそのまま生かしながら、さらに周囲を巻き込む存在になってほしいですね。実際は話しやすい人なのですが、第一印象ではクールに見られることも多いので(笑)。後輩や他部署の方とも積極的にコミュニケーションを取って、さらに活躍の幅を広げてほしいです。
頑張ります!実は昨年、豊田さんから教わったことをベースに、後輩のトレーナーを経験したことも、自分自身の成長につながりました。今後は、豊田さんを見習って、マーケティングチームのメンバーはもちろん、社内の他部署の方々とも積極的にコミュニケーションを取っていきたいと考えています。
トレーナー経験は自分の成長にもつながりますね。思えば私も、柴田さんへの業務説明を通じて、業務への理解が以前よりも深まったなと思います。
OJT制度を通じて実感した、ドコモ・ファイナンスの「人を育てる文化」とは?
当社の社員の人柄の良さに魅力を感じて入社しましたが、入社後もその印象とのギャップはありませんでした。トレーナーをはじめ、多くの先輩方が和気あいあいと業務に取り組んでいて、本当に雰囲気の良い会社だなと感じています。
そのとおりですね。私も柴田さんと同じで、社員の穏やかな人柄や物腰の柔らかさに惹かれて入社しましたが、皆さん、思っていた以上にいい人ばかりだなと思いました。
私自身も「ここまで雰囲気がいいのか」と、ある意味、驚きました。入社後は部署を問わず気軽に相談できる方ばかりですし、新人を自然に支えようとする雰囲気が根付いていると感じています。
当社なら周囲に支えてもらいながら挑戦し、成長できると感じたことが入社の決め手でしたが、実際、溝口さんをはじめ、多くの先輩方に支えてもらっています。
当社には成長を支え合う風土があります。トレーナーだけでなく、課長や周囲の先輩方も自然と声をかけてくれるため、安心して挑戦できる環境です。学生の皆さんには安心して入社してきてほしいと伝えたいですね。
※本内容は2026年10月時点のものです。
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