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住宅ローンの保証料とは?仕組み・相場・いつ支払うかをまとめて解説

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住宅ローンの保証料とは?仕組み・相場・支払い方法を解説

住宅ローンの保証料とは、返済ができなくなったときに備えて、保証会社に返済を引き受けてもらうための費用です。

支払方式には、契約時に一括で支払う「一括前払い型(外枠方式)」と、金利に上乗せして分割で支払う「金利上乗せ型(内枠方式)」の2種類があり、どちらを選ぶかによって保証料を含めた支払総額が変わります。

この記事では、保証料の仕組みと相場、支払うタイミングなどを解説します。

この記事でわかること
  1. 住宅ローンの保証料は、支払方式によって金額や支払うタイミングが異なる
  2. 保証料とそのほかの手数料・諸費用を含めると、借り入れの際に数十万円の支払いが必要な場合もある
  3. 「一括前払い型」の場合は、繰り上げ返済により保証料が返ってくることがある
監修者からのコメント
小宮 崇之

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) 他 小宮 崇之

保証料は住宅ローンを比較する際に見落とされがちな費用ですが、借入金額が大きくなるほど負担額も増えます。「保証料無料」の商品でも、その分の費用が金利や事務手数料に含まれているケースがあります。表面上の条件だけでなく、支払総額で比較することが重要です。

目次

    住宅ローンの保証料とは

    住宅ローンの保証料とは、保証会社と保証契約を結ぶ際に支払う費用です。借主は保証を受けるため、保証会社に「保証料」を支払わなければなりません。

    保証契約とは、借主が返済できなくなった場合に、保証会社が借主に代わって金融機関へ一括返済(代位弁済)する契約を指します。

    代位弁済が行われても、借主は返済が必要です。返済が免除されるわけではなく、保証会社に返済を続けていく必要があるので注意しましょう。

    住宅ローンの保証会社・債務者・金融機関の関係と代位弁済の流れを示した図

    住宅ローンで保証料の支払いが必要な理由

    住宅ローンで保証料の支払いが必要な理由は、保証会社が借主に代わって、返済リスクを引き受けているためです。

    住宅ローンは、契約から完済までに数十年という長い期間を要します。審査時点では問題がなくても、返済中に失業や病気、災害などの事情により返済が難しくなる可能性があります。こうした貸し倒れのリスクに備えて設けられているのが保証会社です。

    なお、すべての住宅ローンで保証会社の利用が必須というわけではなく、保証料が不要な住宅ローンも存在します。例えば、フラット35は保証料が不要です。

    住宅ローンの保証料型と融資手数料型の違い

    住宅ローンの保証料に関する商品のタイプとして、「保証料型」と「融資手数料型(事務手数料型)」の2種類があります。

    2つの違いは、借主が保証料を払うかどうかであり、「融資手数料型」では保証料の支払いが不要という点です。

    保証料型 融資手数料型
    保証料の支払い 必要 不要
    (保証料は不要だが、融資手数料の支払いが必要)
    住宅ローンの
    適用金利
    比較的高い傾向 比較的低い傾向

    それぞれの特徴を見ていきましょう。

    保証料型

    保証料型とは、借主が保証会社に保証料を支払うタイプです。

    保証料型は、融資手数料型と比較して金利がやや高めに設定される傾向があります。

    保証料の支払方式には、大きく分けて「一括前払い型」と「金利上乗せ型」の2種類があります。詳しくは「保証料型における2つの支払方式」で解説します。

    融資手数料型(事務手数料型)

    融資手数料型とは、保証料の支払いが不要なタイプです。融資手数料は金融機関によって異なりますが、借入金額の2.2%前後に設定される傾向があります。

    借入時に一括で融資手数料の支払いが必要になるため、まとまった初期費用が必要です。融資手数料は借入金額に対して定率のため、借入期間の長さや、月々の返済額を抑える契約の場合でも、手数料に影響がありません。

    融資手数料型は、保証料型と比較して金利がやや低めに設定されている傾向があります。

    保証料型における2つの支払方式(一括前払い型・金利上乗せ型)

    「保証料型」における保証料の支払方式は大きく分けて、「一括前払い型」と「金利上乗せ型」の2種類があります。どちらがよいかについては、資金の状況などによって異なるため、金融機関で相談をしてみましょう。

    それぞれの特徴を解説します。

    一括前払い型(外枠方式)

    一括前払い型とは、住宅ローンの契約をする際に保証料を一括で前払いする方式です。保証料は数十万円程度になることもあるでしょう。

    契約時にまとまった金額の支払いができれば、契約後の返済において、保証料分の支払いをする必要がありません。これにより、月々の返済額を抑えられるというメリットがあります。

    金利上乗せ型(内枠方式)

    金利上乗せ型とは、保証料分を金利に上乗せし、月々の返済額に含めて支払う方式です。

    金利に0.2%前後を上乗せすることが一般的です。例えば保証料なしの金利が1.0%で、保証料分が0.2%上乗せされる場合、適用金利は1.2%になります。

    金利が上がるため、そのぶん月々の返済額、支払総額が増えます。金利上乗せ型は、契約時に手元資金を減らしたくない方に向いています。

    監修者からのコメント
    小宮 崇之

    ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) 他 小宮 崇之

    一括前払い型と金利上乗せ型のどちらを選ぶかは、繰り上げ返済の予定や手元資金の状況によって判断が変わります。ご自身の状況にあわせて選びましょう。

    住宅ローンの保証料の相場・目安

    「一括前払い型」では、金融機関ごとに借入金額100万円あたりの保証料が決められていることが一般的です。

    借入期間によって金額は異なり、契約期間が長くなるほど、借入金額100万円あたりの保証料も増えます。例えば借入金額が4,000万円、100万円あたりの保証料が15,000円だった場合、保証料は約60万円になります。

    「金利上乗せ型」の場合、金利に0.2%前後が上乗せされますが、借り入れの条件などによって変動します。

    保証料以外にかかる費用

    住宅ローン契約時・借入時に支払う費用は、保証料以外にもいくつかあります。必要な費用の例と相場は、次のとおりです。

    手数料・諸費用の例 概要 費用の相場・目安
    融資手数料 融資手数料型の場合、支払いが必要 借入金額の2.2%前後
    火災保険料 住宅ローン契約時に火災保険の加入が必須な場合あり 数万円/年前後(建物の構造などによって異なる)
    抵当権設定登録免許税
    司法書士報酬
    • 購入した不動産に抵当権を設定するための登記費用
    • 司法書士報酬を含めることが一般的
    合計10万円~30万円前後(購入物件、資金使途によって異なる)
    印紙税 住宅ローンの契約書類を作成した際に納付する税金の一種
    • 借入金額によって異なる
    • インターネットで契約できる住宅ローンは印紙税が不要

    さらに、返済が開始したあと、繰り上げ返済や一括返済をする際に手数料がかかることもあります。

    住宅ローンの保証料はいつ・どのように支払う?

    保証料の支払方式によって、支払う時期と方法が異なります。

    一括前払い型 住宅ローンの借入時に一括で支払う
    金利上乗せ型 月々の返済時に引き落とし

    金利上乗せ型は、月々の返済額に保証料が含まれています。

    保証料がない住宅ローンはある?

    保証料なしの住宅ローンもあります。保証料なしの住宅ローンは、「保証会社を利用しない」「保証会社の保証料を金融機関が負担している」の2パターンに分かれます。

    「住宅ローンの保証料型と融資手数料型の違い」で紹介した「融資手数料型(事務手数料型)」のタイプは、いずれかのパターンに該当します。そのため、保証料そのものを別途支払っていない場合でも、代わりに融資手数料を支払っています。

    繰り上げ返済をしたら保証料は返ってくる?

    住宅ローンで繰り上げ返済をした際、保証料が返ってくるかどうかは保証料の支払方式によって異なります。

    「一括前払い型」のように、保証料を一括で前払いをしていれば返ってきます。ただし、各種手数料を差し引かれることに注意が必要です。また、返ってくる場合でも日数がかかる可能性があります。

    なお、「金利上乗せ型」では、保証料が返ってこないことが一般的です。

    住宅ローンの保証料を抑える方法

    住宅ローンの保証料は、数十万円を超えることもあるでしょう。また、住宅ローンでは保証料だけではなくそのほかの手数料がかかるため、少しでも負担を軽減したい方もいるはずです。

    ここでは、住宅ローンの保証料を抑える2つの方法を紹介します。

    一括前払い型にする

    「金利上乗せ型」と比較し、「一括前払い型」のほうが、保証料を抑えやすい傾向があります。

    一括で支払うため、ある程度まとまった金額を用意する必要はありますが、支払総額で見たときに保証料の負担を軽減しやすくなります。

    借入金額を抑える

    「金利上乗せ型」の場合、金利に上乗せするかたちで保証料を支払います。そのため、借入金額が多い、返済期間が長くなるほど、保証料を含む支払総額の負担が大きくなりやすいことが特徴です。

    頭金を入れるなどして借入金額を抑えることができれば、そのぶん支払総額は軽減できる可能性があります。

    また、「融資手数料型」においても手数料が借入金額に対して2.2%程度になるため、借入金額を抑えることで融資手数料も抑えられるでしょう。

    「フラット35」なら保証料なし!金利の優遇制度も受けられる

    ドコモ・ファイナンスでも、住宅ローン「フラット35」の利用が可能です。フラット35では保証料、保証人が不要で、融資手数料は借入金額の2.2%(税込)となっています。

    ※2026年8月時点の情報です。

    フラット35には金利優遇制度もあります。「フラット35 子育てプラス」は、子育て世帯または若年夫婦世帯に対して全国一律で子どもの人数などに応じて一定期間、借入金利を引き下げる制度です。ほかにも、「フラット35S」といった省エネルギー性・耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合に、借入金利を一定期間引き下げる制度もあります。

    マイホームの購入を検討している方は、シミュレーションを活用してみましょう。月々の返済額や、収入から見た借入金額の試算ができ、返済時のイメージが掴みやすくなります。

    >住宅ローン シミュレーションはこちら

    ※シミュレーションの際は最も高い金利を入力するなど余裕を持った返済計画を立てましょう。

    商品名         フラット35(買取型) 

    金利タイプ 全期間固定金利
    借入額 100万円以上1億2,000万円以下
    返済期間・返済回数 最長35年/最大420回
    ( 申し込みご本人が60歳以上の場合は120回~)
    返済方式 元利均等返済毎月払いまたは元金均等返済毎月払い
    保証人・保証料 不要
    担保 融資対象となる物件(住宅およびその敷地)に独立行政法人住宅金融支援機構を抵当権者とする第1順位の抵当権を設定
    繰上返済手数料 無料
    融資手数料 初期手数料タイプ:融資額×2.2%(税込)/
    金利タイプ:一律198,000円(税込)
    申込方法 WEB完結(来店不要)
    遅延損害金 年14.5%

    よくある質問

    住宅ローンの保証料は何のための費用ですか?

    住宅ローンの保証料とは、保証会社と保証契約を結ぶ際に支払う費用のことです。保証契約とは、借主が返済できなくなった場合、保証会社が借主の代わりに金融機関へ一括返済(代位弁済)することを指します。

    なお、代位弁済が行われても返済義務がなくなるわけではなく、借主は保証会社へ返済をしなければなりません。

    住宅ローンの保証料の相場を教えてください

    保証料の相場は、支払方式によって異なります。

    「一括前払い型」では、「借入金額100万円あたり◯円」という仕組みが一般的です。これは、借入期間が長くなるほど、借入金額100万円あたりの保証料も増える仕組みです。

    「金利上乗せ型」の場合は、金利に0.2%前後が上乗せされ、月々の返済の際に保証料を含めて支払っています。

    保証料型と融資手数料型の違いを教えてください

    住宅ローンの保証料に関する商品タイプには、「保証料型」と「融資手数料型(事務手数料型)」の2種類があります。
    「保証料型」とは、借主が保証会社に保証料を支払うタイプです。一方「融資手数料型」とは、保証料の支払いが不要のタイプです。「融資手数料型」は、融資手数料が借入金額の2.2%前後と定率で設定されています。

    住宅ローンの外枠方式と内枠方式の違いを教えてください

    外枠方式は「一括前払い型」、内枠方式は「金利上乗せ型」といいます。違いは、保証料の支払方式とタイミングです。

    外枠方式(一括前払い型)とは、住宅ローンの契約をする際に、保証料を一括で前払いする方式です。契約時にまとまった金額を支払うことになりますが、その分契約後の返済において保証料分の支払いが発生しません。

    内枠方式(金利上乗せ型)とは、保証料分を金利に上乗せし、月々の返済額に含めて支払う方式のことです。金利に0.2%前後を上乗せします。金利が上がる分、月々の返済額や支払総額は増えます。

    外枠方式と内枠方式のどちらがよいかは資金の状況などによって異なります。

    保証料なしの住宅ローンはありますか?

    保証料なしの住宅ローンも存在します。例えばフラット35は保証料の支払いが不要です。

    保証料なしの住宅ローンは、「保証会社を利用しない」「保証会社の保証料を金融機関が負担している」のいずれかに該当します。
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