今すぐお金が必要なときの解決策。即日融資カードローンや借りる以外の方法も紹介
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予定外の出費などでどうしてもお金が必要になったときの対処法は、所持品の売却やアルバイトでお金を稼ぐことだけではありません。カードローンやキャッシング枠の利用には難しいイメージがあるかもしれませんが、正しい知識を身につけておけば安全に利用できます。困ったときのために選択肢のひとつとして覚えておくのがおすすめです。
この記事では、今すぐお金が必要になったケースと、少し時間に余裕がある場合にわけてそれぞれ5つの解決策を提案しています。カードローンやキャッシングについて学ぶとともに、自分にあう解決策を見つけましょう。
- 今すぐお金が必要なときの解決策
- 数週間から1カ月後にお金が必要なときの解決策
- すぐにお金が必要な人への注意点
今すぐお金が必要なときの解決策
今すぐお金が必要なときに、考えられる解決策はおもに5つあります。
- カードローンに申し込む
- クレジットカードのキャッシング枠を利用する
- 所持品を売ってお金にする
- 即日払いのアルバイトをする
- 家族や知人からお金を借りる
お金を借りる選択肢を選ぶ場合、無理のない範囲で返済できるかなどを確認して自分にあった方法を選びましょう。
カードローンに申し込む
カードローンは、個人向けの融資サービスとして提供される金融商品のひとつです。おもに消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者、銀行などの金融機関が提供しています。
利用目的を問わず担保や保証人なしでお金を借りられ、種類によっては即日融資も可能なため今すぐに現金が必要なときに役立ちます。申込者の年収や他社借入額などの情報を加味した審査のうえで限度額が決定し、限度額内であれば何度でも借り入れできます。
近隣のATMや銀行、専用アプリなどから現金が借りられ、緊急性が高い場合にも対応できるのが特徴です。
カードローンはサービスの提供元によって、以下の2つの種類があります。
カードローンの種類 | 特徴 |
---|---|
消費者金融、信販会社系のカードローン |
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銀行系のカードローン |
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カードローンはすぐにお金が必要になったときに便利ですが、デメリットもあるため注意が必要です。場合によっては審査に時間がかかり、すぐに現金が引き出せるとは限りません。また、審査結果次第では借りられないケースもあることを事前に知っておきましょう。
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カードローンのメリット
- 手元に現金を入手できる
- 借り入れできる金額が大きい
- 使用目的が基本的には自由
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カードローンのデメリット
- 人によっては審査に時間がかかる
- 審査結果によっては借りられないケースもある
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
キャッシングとは、お手持ちのクレジットカードに付与された「キャッシング枠」を使用してお金を借りることです。本来「キャッシング」は現金を借りられるサービスの総称ですが、一般的にはクレジットカードに付帯しているキャッシング枠を使ってお金を借りることを指しています。
各クレジットカードには多くの場合、買い物などで使用できる「ショッピング枠」とは別に現金の借入専用であるキャッシング枠が付与されています。
キャッシング枠はクレジットカードを作成する際に設定できます。作成時にキャッシング機能をつけていない場合でも、申請して審査を通過すればキャッシングを利用可能です。
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キャッシングのメリット
- 現金を引き出せる
- 利用限度額内なら何度でも借り入れできる
- 保証人・担保が原則不要
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キャッシングのデメリット
- キャッシング枠を新たに設定しようとする場合、審査に時間がかかることもある
- ショッピング枠が圧迫されることがある
例えば、クレジットカードの利用限度額が50万円と決められている場合、ショッピング枠とキャッシング枠の両方をあわせた限度額が50万円となります。つまり、キャッシングで使いすぎるとショッピングで利用できる額が減ってしまうため注意が必要です。
所持品を売ってお金にする
リサイクルショップなど対面で利用できるサービスを活用すれば、売却までに時間がかかりません。品数にもよりますが、査定は数分から1時間程度です。また、入金まで数日ほど待てるなら、フリマアプリを使って所持品を売ることもできます。
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所持品を売るメリット
- 手持ちの物を売るだけなので簡単
- 車やブランド品などを売れば高額になる
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所持品を売るデメリット
- 目標の金額に満たない場合がある
- 手元から物がなくなるという精神的な負担がある
- フリマアプリでは即日入金されない
高価なブランド品などを売れば高額の収入にはなりますが、品物の状態などによって目標の金額にまで届かない場合があります。また、大切にしていた物を売ってしまうと後悔することもあるので慎重な判断をしましょう。
フリマアプリを使う場合、売上金を即日手に入れることはできないので注意してください。入金を申請してから振込までには数営業日かかるため、緊急性が高いときはリサイクルショップを利用しましょう。
即日払いのアルバイトをする
お金を借りる以外で今すぐに資金調達したいときは、働いた日に給料がもらえる即日払いのアルバイトをするのも方法のひとつです。
その日のうちに数千円〜数万円ほどのお金を受け取れる、1日のみのアルバイトや短期アルバイトもあります。
注意したいポイントは「日払い」と「即日払い」は違うことです。
「即日払い」は、原則として実働日の仕事が終わったときに給与が支払われるため、すぐに現金を受け取れます。しかし「日払い」は締め日が1日単位であるという意味で、翌日に支払われることもあれば、数日後や1週間後に支払われるケースもあります。
「日雇い」「日払い」などの表記がある仕事は、給与がいつ入金になるのか確認しておきましょう。
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即日払いアルバイトのメリット
- アルバイトが見つかれば確実にお金を受け取れる
- 空き時間を利用してお金を手に入れられる
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即日払いアルバイトのデメリット
- 働く時間を要する
- 受け取れる金額が少ない
即日払いアルバイトで得られる金額は、職種や時間にもよりますが数千円~数万円です。必要としている金額に満たない場合は数日かけて働かなければならず、今すぐに高額のお金が必要なときには適さないことがあります。
家族や知人からお金を借りる
家族や知人に相談し、お金を借りられないかお願いすることも選択肢のひとつです。
カードローンやキャッシングと違い、審査や手続きなどが必要ないので、場合によってはいち早くお金を借りられる方法です。
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家族・知人からお金を借りるメリット
- 審査などの手間がかからない
- 場合によっては最も早くお金を借りられる可能性がある
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家族・知人からお金を借りるデメリット
- 借り方や返し方によっては今後の関係性に悪影響を及ぼす可能性がある
- 借りられる額が少ない場合がある
- 用途や返済計画を明確にしなければならない可能性がある
家族や知人からの借り入れには審査の必要がなく、すぐに現金を借りられる可能性もある一方で、デメリットもあります。
多くの場合で資金を何に使うのか、どのくらいの期間で返済するかを明確にして説明し、承諾を得なければなりません。
依頼や返済の仕方によっては今後の関係が悪化する可能性もあるので、最初の説明や取り決めが重要になります。
悪質な手口に注意!すぐにお金が必要な人への注意点
即日融資が可能なカードローンでも、必ず審査が必要です。スピードを重視して違法な金融業者から借り入れすることがないように気をつけてください。
また、SNSなどを使った個人間での融資もトラブルのもとになるため、避けましょう。
無審査のカードローンは存在しない
審査のないカードローンは存在しません。貸金業法13条には返済能力の調査を行うことが明記されているため、正規の貸金業者では必ず審査を行います。
カードローンにおける審査では、下記のふたつの項目をチェックしています。
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カードローン審査で確認している項目
- 返済能力があるか
- 総量規制に違反していないか
ひとつは、返済能力があるかです。毎月返済を継続できる状態なのかを確認します。
もうひとつは、総量規制に違反していないかです。貸金業法では、「個人の借入総額が原則年収などの3分の1までに制限される」と定められています。そのため、今回の借り入れで制限を超えないかなどを確認することが義務付けられています。
正規の貸金業者のカードローンは少額の借り入れでも必ず審査があります。審査を行わないのは違法な金融業者であり、法外な金利で計算された利息を請求される可能性があるため、無審査のカードローンには気をつけてください。
SNSを利用した融資は危険
SNS、掲示板、アプリに掲載された個人間融資にも注意が必要です。SNSなどでは、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸し付けが行われたり、個人情報が悪用されたりすることがあります。
個人情報が不正利用されると、更なる被害やトラブルに巻き込まれる危険性にもつながるため、個人間融資は避けましょう。
ほかにも、クレジットカードで購入した商品を買取業者に買い取ってもらう「クレジットカードの現金化」にも要注意です。クレジットカードの現金化はクレジットカード会社の規約違反となり、場合によっては会員資格を喪失することもあります。
数週間〜1カ月でお金が必要なときの解決策
数週間から1カ月でお金が必要なときに、考えられる解決策はおもに5つあります。
- 国や自治体からの支援金等
- 公的融資
- 銀行や信用金庫のフリーローン
- カードローン
- 副業・アルバイト
「差し迫って今すぐに現金が必要」といった状況でなければ、支援金や公的融資も選択肢に入ります。
国や自治体からの支援金等
生活や事業を存続させるためのお金に困っているときは、国や自治体などの公的機関から支援を受けることもできます。支援金は基本的に返済不要なので、利子や長期的な返済を心配する必要がありません。
ただし、支援金を受け取るには手続きや審査が必要で、入金までには数週間~数カ月程度かかることがあります。
支援金 | 主な支給要件 | 支給額 |
---|---|---|
休業手当 |
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休業した所定労働日における平均賃金の100分の60以上 |
住居確保給付金 |
(1)主たる生計維持者が ①離職・廃業後2年以内である場合 もしくは ②個人の責任・都合によらず給与等を得る機会が、離職・廃業と同程度まで減少している場合 (2)直近の月の世帯収入合計額が、 市町村民税の均等割が非課税となる額の1/12(以下「基準額」という。)と、家賃(但し、上限あり)の合計額を超えていないこと (3)現在の世帯の預貯金合計額が、各市町村で定める額(基準額の6月分。ただし、100万円を超えない額)を超えていないこと (4)求職活動要件として (1)の①の場合 ハローワークへ求職の申込みをし、誠実かつ熱心に求職活動を行うこと 具体的には
(1)の②の場合 誠実かつ熱心に求職活動を行うこと 具体的には
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市区町村ごとに定める額(生活保護制度の住宅扶助額)を上限に実際の家賃額を原則3カ月間(延長は2回まで最大9か月間)支給 |
生活保護制度 |
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最低生活費から年金・児童扶養手当等の収入を引いた金額 |
傷病手当金 |
以下の条件をすべて満たすこと
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ア
支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額
イ
標準報酬月額の平均額
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公的融資
公的融資とは、国や自治体が融資する制度のことです。民間融資とは違い、無利息または低金利で低所得者や高齢者などを対象にお金を貸してくれるため、時間に余裕がある場合は検討してみてください。
ただし、公的融資制度を利用するためにはいくつかの条件を満たしていなければならないので、誰でも借りられるわけではないことを知っておきましょう。
公的融資の種類 | 対象者 | 融資額 |
---|---|---|
生活福祉資金貸付制度 | 低所得者世帯・障害者世帯・高齢者世帯 | それぞれの世帯の状況と必要にあわせた資金 |
求職者支援資金融資制度 |
|
月額5万円(上限)または10万円(上限)×受講予定訓練月数(最大12カ月) (配偶者などの有無により、上限額は異なります) |
教育一般貸付 | 保護者(融資対象となる学校に入学・在学する子供の保護者で、子供の人数に応じた世帯年収等の制限額を超えない方) |
上限350万円 ※一定の要件に該当する場合は、子供1人につき上限450万円まで |
銀行や信用金庫のフリーローン
フリーローンとは、銀行や信用金庫が提供する個人向けのローンです。事業以外なら用途は自由なものが多いので、さまざまな場面で使えます。
カードローンのように利用限度額が設定されるのではなく、必要な分のお金をそのまま借りられます。そのため、まとまったお金が必要な場合の手段のひとつです。
限度額までなら何度でも借り入れできるカードローンと異なり、フリーローンは契約書に基づき、借入回数や金利、返済金額を決定したうえで融資が実行されます。つまり、フリーローンでは1回の契約につき借りられるのは1回のみです。
カードローン
今後急な出費が発生したときに備えて、カードローンを契約しておくと役立つ機会があるかもしれません。
今すぐには必要がなくても、一度契約しておけばその後はどのタイミングでも借り入れできるため、困ったときの準備として申し込んでおくこともできます。
カードローンは住宅ローンやマイカーローンなどと違って、用途は限られておらず資金使途の自由度が高いのが特徴です。
副業・アルバイト
お金を借りる以外であれば、副業やアルバイトをしてお金を稼ぐ方法もあります。
■単発アルバイトや短期アルバイトには、以下のような例があります。
- イベントスタッフ:コンサート会場などイベント会場で会場整理・誘導・警備などをする
- ポスティング/ビラ配りスタッフ:街頭でビラ・ティッシュ配りやマンションのポストにチラシを入れる
- 発送/仕分け/梱包スタッフ:倉庫や運送会社などで荷物の発送や仕分けなどをする
ほかにも単発や短期で働けるアルバイト例は多数あります。作業内容や勤務時間帯などによって自分にあった仕事を選びましょう。
即日払い以外の仕事は締め日と報酬支払日までの時間差があるため、お金の調達には時間がかかることが注意点です。また、働くための体力や時間も必要なので、ある程度時間に余裕があるときに検討してみてください。
まとめ
今すぐにお金が必要な場合は、カードローンやクレジットカードのキャッシングを検討しましょう。手数料がかからず、すぐに現金が手に入る方法としては、家族や友人に借りる、所持品を売るのも手段のひとつです。
数週間から1カ月後にお金が必要になる見込みがある場合は、公的機関からの支援金や融資も選択肢に入ります。ほかに、カードローンを事前に申し込んでおくことや銀行のフリーローンを検討してもよいでしょう。
ローンやキャッシングなどで借り入れする場合には、返済できる範囲で計画的に利用することが重要です。
よくある質問
今すぐにお金が必要なときはどうしたらいいですか?
今すぐお金が必要なのですが、無審査でお金を借りられる方法はありますか?
どのカードローンを利用すべきでしょうか?
借りる方法以外で今すぐにお金を用意する方法はありますか?
単発のアルバイトをする場合は、「即日払い」と表記のあるものがおすすめです。「日払い」だと後日の支払いになることもあるので注意してください。

資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。