在籍確認なしでキャッシングできる?電話を回避するポイントや注意点を解説
※本コラムの内容は、弊社の商品の内容を説明するものではありません。
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クレジットカードやカードローンなどを使って現金を借りることができるキャッシングに初めて申し込む際は、審査で必ず在籍確認が行われます。金融機関は「申込者が申告した企業で働いているか」を確認する義務があるためです。
在籍確認は電話で行われることが一般的ですが、金融機関やサービスによっては提出書類のみで対応するところもあります。電話による在籍確認が難しいときは、原則「電話による在籍確認なし」としているサービスを選ぶのがおすすめです。
また金融機関によっては、電話による確認が難しい場合に相談に乗ってくれるところもあります。その場合は、キャッシングを申し込んだあとの早い段階で金融機関に電話をかけ、在籍確認の方法を相談しましょう。
- 電話による在籍確認が難しい場合の回避方法
- 電話による在籍確認の流れ
- キャッシングを利用する際の注意点
電話による在籍確認なしでキャッシングを利用することも可能!
キャッシングとは、お金を借りることやお金を借りる手段、サービスの総称を指します。キャッシングを利用するには、おもにクレジットカードのキャッシング機能とカードローンの2つがあります。

キャッシングを利用する際は、原則として在籍確認が行われます。在籍確認は、金融機関が「申込者が申告した企業で働いているか」を確認するためのステップです。
在籍確認の方法は金融機関や商品によって異なりますが、電話によるものもあれば、提出書類のみで行われるものもあります。WEBで書類を提出するカードローンに申し込むときやキャッシング枠が付帯済のクレジットカードでキャッシングを利用するときは、職場への電話連絡がない場合があります。
クレジットカードのキャッシング機能:すでに枠が付帯していれば在籍確認なしで即日借りられる
クレジットカードの発行時にキャッシング枠が設定済みの場合は、追加審査なしでキャッシング機能を利用できます。クレジットカードは、設定されたキャッシング枠内の利用であれば、口座に振り込んでもらったり、ATMから引き出したりしてお金を借りられます。この場合は、勤務先の確認も追加審査も行われません。
急ぎで現金が必要なときは、付帯済のキャッシング枠を使うのがよいでしょう。申込書や書類提出が不要な分、スムーズに資金を確保できます。
新たにキャッシング枠を付帯させる場合は審査が行われる
キャッシング枠を新たに設定する場合、または借入可能額をふやす場合は、新たな貸し付けの扱いになるため審査が必要です。クレジットカード会社のキャッシングサービスは貸金業法の対象となるため、増枠する場合も審査に通過しなければなりません。
キャッシング機能を申し込む際は収入証明書類を提出し、提出した書類をもとに返済能力を確認されます。審査では、電話や書類による在籍確認が発生する可能性があります。
カードローン:電話以外で在籍確認ができるものを選べば回避できる
カードローンによっては、「原則電話なし」と公式に案内されているものがあります。電話による在籍確認が難しい場合は、「原則電話なし」のカードローンを選ぶとよいでしょう。貸金業法に基づくため勤務先確認そのものは省けませんが、「WEB完結」「書類提出型」を選べば書類での確認で済み、職場への電話は原則行われない場合があります。
ただし「申告内容に不整合がある」「提出書類で在籍が確認できない」といった場合は、電話確認が発生する可能性がある点に注意しましょう。WEBサイトに、「必要だと判断した場合には電話による確認を行っている」と明記されているカードローンもあります。その場合、金融機関は「担当者の個人名で連絡する」「電話が必要になった場合、事前に申込者本人へ許可を取る」といった配慮をしながら電話することが一般的です。
カードローンの申込時には必ず在籍確認が行われる
原則「電話による在籍確認なし」としているカードローンはありますが、その場合は書類による在籍確認が行われます。
貸金業者は貸金業法で定める返済能力調査を満たすため、何らかの形で勤務先の実在を確認する義務があります。在籍確認を完全に避けることはできない点に注意しましょう。
キャッシング申込時に在籍確認が行われるタイミング

キャッシングを申し込む際は、WEBやアプリ、店頭などで必要事項を入力します。借入金額や勤務先情報なども、ここで入力してください。
続いて必要書類を提出します。本人確認書類や、必要に応じて収入証明書類などを提出します。
在籍確認は、キャッシングに申し込んだ際の審査の一環として行われることが一般的です。申込内容を入力後、本人確認書類を提出すると審査が始まります。在籍確認は審査のなかで実施されます。
電話による在籍確認の流れ|キャッシングが職場にばれることはある?
電話による在籍確認が行われる場合、「キャッシングの申し込みを職場に知られたくない」と思う方がいるかもしれません。原則として、在籍確認は職場にキャッシングの申し込みを知られないように配慮して行われます。
ここでは金融機関から申込者の勤務先へ電話がかかってくる場合の方法を説明します。

まずは金融機関の審査担当者が、勤務先へ電話をかけます。担当者は「○○(申込者)さんはいらっしゃいますか?」など簡単な在籍の有無のみを確認します。勤務先の担当者が「席を外しています」「私が〇〇です」などと答えれば、在籍確認は完了です。
電話の内容はシンプルで、短時間で終了するケースが多いようです。もし「そのような社員がいるかはわからない」「在籍していない」と伝えられた場合は、在籍確認ができなかったことになります。
電話による在籍確認はプライバシーに配慮して行われる
在籍確認の電話は、申込者のプライバシーに配慮したうえで実施されます。金融機関は個人名や別名で電話をかけることが一般的で、「キャッシング」や「カードローン」などの単語は出さないことが多いです。
そのため、電話を受けた職場の同僚や上司が「これはキャッシングの在籍確認だ」と気付く可能性は低いといえます。
キャッシング申込時に、電話による在籍確認を回避するポイント
キャッシングを申し込む際に「電話による在籍確認が難しい」という方は、以下のポイントを心がけてください。
原則電話による在籍確認なしとしているサービスを選ぶ
電話による在籍確認が難しい場合は、「原則電話による在籍確認なし」のサービスを選びましょう。WEBサイトに「原則として勤務先への電話連絡は行っていません」や「WEB完結で電話確認が不要」といった、電話なしの方針が明記されたキャッシングを選ぶことが重要です。
これらのサービスでは、在籍確認を書類提出や外部信用情報の照合など電話以外の手段で対応しています。そのため、原則として勤務先に連絡が入りません。
WEB完結型と記載されているサービスは、本人確認などもオンラインで完了できることが一般的です。そのため、職場や家族などの周りの人にキャッシングへの申し込みを知られたくない方に適しています。
電話以外の手段への変更を相談できるサービスを選ぶ
キャッシングによっては、電話による在籍確認ではなく「別の方法で行える」もしくは「在籍確認の方法を相談可能」と案内しているものがあります。その場合は申込後、早い段階で「職場への電話連絡は避けてほしい」旨を伝えることが大切です。
審査前に申し出れば、在籍確認の方法を書類に変更してもらえる可能性が高くなります。希望を伝える際は「職場が外線を受け付けない」「電話を取り次いでもらえない職場環境にある」など具体的な理由も添えると、よりスムーズです。
書類を不備なく揃えて提出する
キャッシングの申し込みでは、本人確認書類の提出が必要です。「1社で50万円を超える借り入れ」もしくは「複数社で合計100万円を超える借り入れ」のいずれかにあてはまる場合は、収入証明書類の提出も求められます。
これらの書類に不備があると、個人の情報や勤務先の情報が確認できません。審査が滞ったり、「勤務先への電話が必要」と判断されたりする可能性があります。審査や在籍確認をスムーズに進めるためにも、書類は不備なく準備しておきましょう。
情報を正しく記入する
在籍確認を電話でなく書類で済ませるには、申込時の入力内容と提出書類の情報に矛盾がないことが重要です。たとえ故意ではなかったとしても、申込内容にミスや虚偽があると審査が進まなくなる可能性があります。
申込内容を入力する際に注意したいポイントには、以下のようなものがあります。
- 勤務先の正式名称(通称ではなく登記名を記入する)
- 電話番号(最新の番号を記入する)
- 勤続年数(入社月から計算して記入する)
- 収入(源泉徴収票などの収入証明書類と整合性が取れているか確認する)
入力ミスや提出書類の内容との不一致がある場合、「確認のために電話が必要」と判断されてしまう可能性があります。申込内容は細部まで正確に記入しましょう。
電話による在籍確認をスムーズに進めるポイント
金融機関が在籍確認の電話をかけたものの、申込者の在籍を確認ができなかった場合は「在籍なし」と判断される可能性があります。電話による在籍確認をスムーズに進めるために、以下の点に注意しましょう。
職場の人にあらかじめひとこと伝えておく
電話がかかってくる可能性があるとわかっている場合には、あらかじめ職場に一言を伝えておくと安心です。
例えば、「保険の手続き関係で電話が入るかもしれません」や「クレジットカードの申し込みで在籍確認の連絡があるかもしれません」などキャッシングとは無関係な理由で説明しておけば、不審に思われることはないと考えられます。
外部からの電話が少ない職場環境の方や、電話を受け取る方が限定されているような場合は有効な対策です。
つながりやすい電話番号を申告する
審査担当者がスムーズに在籍確認を行えるよう、申込時には勤務先の「つながりやすい電話番号」を記入することが大切です。働き方にあわせて、以下の点に注意して電話番号を記入しましょう。
正社員の場合 | 代表番号で問題ないが、所属部署の直通番号がある場合はそちらを記入する |
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派遣社員の場合 | 派遣先の代表番号や部署の内線番号を正確に記入する |
アルバイトの場合 | 店舗や事業所の連絡先を記入する |
個人事業主の場合 | 自身が使用しているオフィスの固定電話や携帯電話を記入し、着信に出られるよう準備しておく |
平日の午前中に申し込み手続きを済ませる
電話による在籍確認をスムーズに終えるためには、申し込みのタイミングも重要です。
平日の午前中や早い時間帯に申し込むと、その日のうちに審査が進みやすく、在籍確認の電話がかかるタイミングを把握しやすい可能性があります。在籍確認は職場の営業時間内に済ませる必要があるため、午後遅くに申し込んだ場合は確認が翌営業日以降にずれ込むこともあります。
「急ぎで借りたい」「即日融資を希望している」といった場合は、できるだけ平日の午前中に申し込むとよいでしょう。
キャッシング利用時の注意点
キャッシングを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
借り入れは計画的に、返済能力を超えない範囲で行う
キャッシングは手軽に利用できる反面、借り過ぎてしまうリスクを伴います。「借入可能額があるから借りる」という判断ではなく、必ず返済できる見込みのある金額だけを借り入れましょう。月々の返済額と返済期間を、具体的にシミュレーションしてから申し込むことが大切です。
自分の収入や支出を把握し、無理のない返済計画を立てるようにしてください。借り入れたあとは、返済計画に沿って返していきましょう。
返済に遅れないよう管理を行う
キャッシングは、返済期日にきちんと返済することが重要です。もし期日に遅れると信用情報に記録され、将来新たに申し込むローンやクレジットカードの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
申込時に月々の返済日と返済額を必ず確認し、メモやカレンダーなどに記録しましょう。返済方法を選択できる場合は、自動引き落としを設定すると返済を忘れる心配がありません。
また、返済用に設定している口座の残高は常に確認しておくようにしましょう。返済日の数日前には口座に引き落とし金額以上の資金があるかを確認するなど、余裕を持って準備することが大切です。
違法業者や個人間融資に注意する
SNSや掲示板などで「在籍確認なし・審査なし」をうたう融資は、貸金業法違反の可能性があります。
そもそもキャッシングサービスを利用するうえでは、審査・在籍確認は必ず行われます。審査や在籍確認をなしとしているキャッシングは、利用を避けましょう。正規登録業者を確認したい場合は、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で確認できます。
よくある質問
電話による在籍確認なしでキャッシングを利用できますか?
電話による在籍確認なしで、即日でお金が借りられるキャッシングはありますか?
少額融資なら、在籍確認なしでキャッシングできますか?
申し込みや借り入れがWEB完結で、在籍確認なしのキャッシングはありますか?
WEB完結型のキャッシングでは、在籍確認を電話でなく書類で代替できる場合があります。WEB完結型のキャッシングを選べば、申し込みから借り入れまで非対面で完了できます。